消防団は、火災の消火や風水害での避難誘導など災害時の活動のほか、平常時には、消火訓練や救命講習の講師を務めたり、地域イベントでの防災啓発など幅広く活動しています。
非常時の活動（例）
消火
火災現場での消火
建物火災の残火処理
山火事での消火
原野火災鎮圧後の再燃防止活動
消防団員は、火災が発生すると出動し、消防士と共に消火に当たります。火災がおさまった後も、現場にとどまり、残火処理を行うなど火災の被害を最小限にするために活動します。
山火事等で多くの人員が必要となる場合においても消防団員の力が発揮されます。延焼面積が大きくなれば、それだけの人出が必要になりますが、消防団は、その地域に住んでいる人を中心に構成されているため、地域の水利や道路、川などの状況をよく知っており、速やかに消火を行うことができます。
避難誘導・救助
避難者の救助と誘導
消防団は、火事以外の災害でも活躍します。
大雨による浸水で逃げ遅れた住民がいた場合、住民の避難を助け、安全な場所に誘導します。
消防団は、地域住民で構成されているため、近所の高齢者の自宅の場所を知っているといった消防団ならではの強みも住民の避難・救助に生かされます。
水害対応
浸水による排水作業
浸水を防ぐ土嚢積み
水害が発生した場合は、河川への排水や土嚢の積み上げ、住民の避難誘導、河川の警戒などの活動を行います。
警戒巡視
警戒巡視
河川の氾濫、大雨による浸水が発生している又は発生が懸念される状況において、浸水が発生していないか、その他異常がないか警戒巡視を行います。
平常時の活動（例）
消火訓練
消火訓練
火災防ぎょ訓練
中継・送水訓練
長距離中継送水訓練
背負い式消火用水のう取扱訓練
新入団員への器具取扱指導
火災に備えるためには日頃の消火訓練が重要です。
消火訓練では、ポンプ車の操作や可搬消防ポンプの取扱い等を学び、また、それらの機器が正常に作動することも併せて確認します。消防署と合同で訓練を実施することもあり、平時から消防署と連携することにより対応力を高めています。
その他訓練
オフロードバイク走行訓練
チェーンソーを使用した震災対応訓練
倒壊家屋からの救出訓練
ドローン操縦訓練
県防災ヘリとの連携訓練
水防訓練での土嚢作成
消防団は、消火訓練以外にも、災害現場で迅速・確実かつ安全に活動できるよう各種訓練を実施しています。
啓発・広報・PR
救命講習
出前講座
年末夜警
ひとり暮らし宅防火訪問
イベントでのPR活動
音楽隊の演奏
市民への啓発も消防団の大事な役割の一つです。
応急手当普及員の資格を持つ消防団員による救命講習、小中高校生への出前講座、防火訪問、年末夜警などを行っています。
また、地域のイベント等において消防団をPRし、消防団への興味関心を持ってもらうように取り組んでいます。
各種行事
出初式
入退団式
操法大会
操法大会に準じた訓練
全国女性消防操法大会
県消防定例表彰式
消防団には、いくつかの定例行事があり、主なものとして、消防出初式、 入退団式（辞令交付式）、操法大会等があります。
これらの行事は、全ての消防団で行われている訳ではなく、例えば、消防出初式と入退団式を統合したり、操法大会を廃止し、独自に訓練を実施している消防団もあります。