団員インタビュー

消防団名

川辺町消防団

団員歴

10年

団員階級

副分団長

職業

会社員

年代

30代

インタビュー年月

2025年11月

 10年以上活動されている消防団員の方と、奥様にも一緒にインタビューを受けていただきました!
これまでの活動で感じられたことや気持ちの変化、奥様には、旦那様をサポートされてきた思いなどを教えていただきました。

Q1 消防団に入団した理由、きっかけを教えてください。

 私は、川辺町外から引っ越してきたのですが、周りに知り合いがいなかったので、人脈作りのために入団しました。

Q2 入団してよかったことは?

 実際に知り合いが増え、楽しく活動できています。同世代だけではなくて、年上の方も年下の方もバランスよくいて、幅広い方と知り合うことができました。
 入団した頃は、まだ子供が小さく、家庭、仕事、消防団で大変な時もあったのですが、家族が操法大会を見に来てくれ、頑張っている姿を見せられたことはよかったなと思っています。

Q3 奥様にお聞きします。消防団の活動は夜間や休日にもありますが、家庭もある中でどのようにサポートされていましたか?

 夫が消防団に入ったばかりの頃は、下の子が小さかったので、大変なこともありました。夫は家事に協力的ですが、当時は、夫の仕事が大変な時期でもあったので、家庭のことは私がなるべく引き受けてやっていました。楽しそうに活動している夫の姿を見て、頑張ってほしいなという思いでサポートしていました。

Q4 旦那様が消防団に入団されてよかったことはありましたか?

 奥様会のようなものを作ってくれた方がいて、そこで知らない方と仲良くなって、ご飯に行ったりするようになりました。今は、集まる回数は減りましたが、会えば話せるし、そういうつながりができてよかったです。

Q5 これまでの消防団活動で一番印象・記憶に残っていることは?

 平成29年度の加茂郡操法大会が一番印象に残っています。準優勝でしたが、練習で出たことがないタイムが本番で出ました。みんながまとまっていて、上も下も一体感がありました。みんなで同じ目的に進んでいけるのは操法ならではだと思います。

Q6 これまでの10年間、ずっと精力的に活動されてきたのですか?

 仕事が忙しく、令和4年度に班長を降りて団員に戻ったときは、気持ちも消防団から離れていました。コロナ禍で活動が減ったことで一体感がなくなっていくのを感じ、目標も見失っていました。

Q7 それでも、令和5年度にまた班長になり、令和6年度に部長、そして、今年度から副分団長に就任されています。消防団に対する気持ちが戻ったように見えるのですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

 きっかけは、部長、副分団長になったことです。年齢も重ねたことで、これまでの経験を生かし、どうせなら楽しくやろうと気持ちを切り替えました。
 今年度、たまたま操法大会の話があったので、出場を提案してみました。結果として、県大会にも出場するほどの成果を残せました。みんなで盛り上がり、訓練の出席率も上がり、一体感を取り戻すことができました。

Q8 消火など危険を伴う活動もあると思います。安全に活動するために気を付けていることはありますか?

 まずは、規律訓練で、指示を受けて動くという基本的なことを学びます。日頃の訓練でも火を消すところまでの指導はしています。ただ、火事を目の前にすると、気持ちが高ぶり、自分の判断で動いてしまうことがあり、そういった場合に怪我につながります。
 うちの分団では、消防署よりも早く現場について消火を始めることがけっこうあります。実際の火事では、事前に想定しきれない場面も多いので、そこは、幹部が見極めて的確に団員に指示していくことが必要だと思っています。

Q9 最後に、今後、消防団に入団される方に向けてアピールをお願いします!

 消防団は、めんどくさいイメージがあって入りたくないと思っている人も多いと思います。私は、想像していたより楽しかったですし、せっかくなら楽しもうと思って入団してもらえればと思います。
 一番大切なのは、家庭と仕事なので、消防団としては、団員の負担にならないような活動環境を整えていくことが大切だと思っています。

Q10 奥様からもメッセージをお願いします!

 入団当初は、飲み会が多かったですが、今は、大きな行事の後に打ち上げをするなどメリハリがついていて、消防団も時代に合わせて変わってきていると思います。
 母親は、子供の幼稚園や学校でママ友ができますが、父親はそういう機会が少ないと思うので、仲間ができる消防団は、特に外から移住された方におすすめです。